築48年住宅リノベーション記録 vol. 7 竣工!お家の紹介①
- honeycomb-labo
- May 16, 2022
- 4 min read
こんにちは!ハニカムラボです。
ブログではこれまで6回にわたって
リノベーション現場の様子をお伝えしてきました。
今日からは、完成した住宅をご紹介していきます!
昨年の8月には、施主さまのご協力のもとオープンハウスを開催しました。
ハニカムラボが手がけたリノベーション住宅を、
実際に皆さまに見ていただくイベントを開催したのは、初めての試みでした。
たくさんの方にお越しいただき、本物を見て体感していただく貴重な機会となりました。
ここではブログをご覧の皆さんにも、リノベーション住宅の魅力を
少しでも感じていただければと思います。
まずはお家の外観から見ていきましょう。

パッと目に飛び込んでくるのは、
前回お話ししました、こだわりのモスグリーンの外壁。
素材感ゆたかな木材を取り入れました。
洗練されたデザインでありながら、温もりを感じる外装です。

木製の面格子は雨に耐えられるよう
外部用木材保護塗料で塗装しています。

ミルクガラスのボウル型照明も
さりげなくレトロな雰囲気で可愛いですね。

扉を開けると、玄関土間が出迎えます。
土間は、古くからある左官の技法
「洗い出し」という仕上げです。
表面が乾かないうちに水と刷毛などで洗い出し、
小石を浮き立たせます。

造作家具のシューズボックス。
空間に奥行きが生まれるように、
天井と床から浮かすつくりになっています。

扉はラワンの木材。
内部は掃除のしやすいポリ合板です。
中の棚は可動式でアレンジ自在。
ブーツや長靴も高さに合わせて、
ぴったり収めることができます。

まずは1階から。
木の素材感がやさしく、ぬくもりのあるリビングです。
奥にはキッチンが見えます。

ダイニングから階段をはさんだ向こう側には
ゆっくりくつろげるスペースが設けてあります。

食卓から少し離れた場所に
ホッと一息つく、くつろぎの空間。

「家族といると、偶にはひとり落ち着く空間がほしい。
でも部屋にこもるのは少し寂しい。」
そんな時はここでリラックス。
暮らす人の「心地良さ」に寄り添った間取りです。

こちらはテレビ台と吊り下げ式ウォールラック
設計と制作技術にひと工夫があります。

実は釘を使用していないのです。
木組みの技術で組み立てています。

異なる素材とアクセントカラーが響きあうリビング。
左の扉は洗面所とお風呂です。

近づいて見ると こんな感じ。
清潔感のあるグレーのクロス、
木材の風合い豊かな扉と枠、
ドアホンとコンセントのある壁面は、
グリーンの布張りです。
異素材をナチュラルカラーで合わせることで、
上手く調和させました。

こちらは洗面所です。
魚のウロコのようなタイルと、丸いウッドミラーがお洒落。
カウンターや棚板には耐水性・耐久性のある素材を使い、
水で濡れない箇所には、風合い豊かな木材を使っています。
掃除のしやすさと素材感を 両立させてデザインしました。

グリーンのタイルがお洒落なキッチン。
お客さまは「家族みんなで餃子をつくるのが恒例」ということだったので、複数での調理ができる広さにも目を配り、限られた空間をめいっぱい活かしました。
造り付け家具とシステムキッチンの間隔は90cm、これはキッチンで作業している人の後ろを、もう1人がちょうど通れる寸法です。
またキッチンと造り付け家具のカウンターの高さを合わせているので、動作がとてもスムーズ。
オーダーメイドだからこそ、既製品では難しい1cm、1mmの微調整ができます。

無駄なく収納できる可動棚、
天板は掃除のしやすいステンレスです。

食器棚は、キッチンのスペースや収納するもののサイズに合わせて製作しました。
天井面は、炊飯器の水蒸気から家具を守るため、メラミン加工をしています。
天板のステンレスは、キズが目立ちにくいバイブレーション仕上げです。
収納は引き戸なので、キッチン通路を広々つかうことができます。
お客さまの生活スタイルやご要望に耳を傾け、理想のキッチンが完成しました。
今回は、竣工したリノベーション住宅をご案内しました。いかがでしたでしょうか。
次回も引き続き、お部屋を紹介していきます!
スケルトン構造の階段から、天井現しが圧巻の2階へ…
打ち合わせと設計に秘められたエピソードもお話しします。
それでは、次回またお会いしましょう!
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