築48年住宅リノベーション記録 vol. 4 断熱
- honeycomb-labo
- Apr 4, 2022
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こんにちは ハニカムラボです。
日差しが暖かくなって、もうすっかり春ですね。
日本の気候は、真冬の寒さや真夏の暑さが堪えますが、
四季の移り変わりを感じられて良いですね。
今回は、そんな気候の変化にも対応し
一年を快適に暮らすために重要となる
「断熱」についてお話します。

これまでの工事で、
鉄筋コンクリートの強い基礎をつくり、
土台の木材にも適切な補強を施しました。
ここに床板を張っていく前に、断熱をします。

床に断熱材を敷き詰めていきます。
これがあるのと無いのとでは大きく違うのです。
断熱材なしでは、ヒヤッと冷たい床になってしまいます。
心地良い生活のため、床の下でひっそりと活躍してくれます。

つづいて壁も断熱していきます
断熱材は防音の役割もはたします
断熱材は一言でいうと「空気のクッション」です。
外の気温の影響を受け止めて、室内の気温を一定に保ちます。
断熱処置を施すことによって、暖房冷房の節約にもなります。

下から見上げた様子
1階から2階まで、みっしり!

天井まで。ぐるりと包み込みます。
断熱材は、隙間が空いていたり水に触れたりしてしまうと、
性能が十分に発揮できなくなります。
施工には技術と根気が必要です。
ていねいに、ていねいに、と心がけながら施工していきます。

今回のリノベーションでは、2階の天井を捲り、
天井現しの開放的な空間を作る計画です。
通常天井がある時は、天井裏が温度調節の機能を担っています。
そのため、ただ天井を捲っただけでは、
夏は暑く冬は寒く快適には過ごせません。
天井現しには、適切な断熱措置が必須になります。

断熱処置ができたら
天井を、ベニヤ板で塞いでいきます。
このベニヤ板は塗装せずに、木材そのままの色味を生かす計画です。
そのため施工するときは、小さな傷でもつけることができません。


難関は、火打(ひうち)や梁(はり)が突き出ているところ。
そこを避けるように木材をくり抜いて加工し、
隙間ができないように天井を塞ぎます。
大工さんが細心の注意を払って作業しています。

繊細さと根気のいる作業です。

徐々に天井ができてきました。
職人さんの技術と真心がつまった天井は
このリノベーション住宅の見どころと言えるでしょう。
今回は、表面からは見えないけれど大切な
「断熱」についてお話ししました。
いかがでしたでしょうか。
次回は、階段やフローリングなど
住宅の内装工事についてお話しします。
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