築48年住宅リノベーション記録 vol. 1 調査・解体
- honeycomb-labo
- Jun 28, 2021
- 2 min read
Updated: Apr 4, 2022
2021年4月、とある木造2階建の住宅リノベーション工事が始まりました。
今もまさに施工中です。
この建物が新しい住まいとして生まれ変わるまでを、スタッフが取材してお伝えしていきます。
この記録は、普段見る機会のないリノベーションの舞台裏や、ハニカムラボの技術、モノづくりへの想いを、
より深く知っていただきたい!という試みとしてはじまりました。
インスタグラムでも定期的に更新していますので、是非そちらもご覧ください。
こちらが今回リノベーションする、築48年の木造2階建住宅です。


ご依頼主は3人家族。
沢山悩んだ末に大阪市で中古物件を購入されました。

旧い家ですが、どことなく前の家主さんが大切に暮らしていた感じが伝わってきます。

大工さんが解体に取り掛かります。いよいよリノベーションが始まります。

壁も床も剥がしていき、
徐々に建物の構造が現れていきます。

そしてこれが壁や床などを解体した後の様子。
開放的な天井裏が現れました。
普段なかなか目にすることのない、建物の姿ではないでしょうか。

階段部分も丸ごと撤去しました。

天井を剥がすと梁(はり)が現れました。
丸太を使った綺麗な梁ですね。

ここから建物の抱えている弱点と、本来の魅力をよく把握するために、構造をくまなく調査していきます。
旧い建物では、提出されている建築図面と実際の構造が異なることがしばしばあるのですが、この建物ではそもそも建築図面が存在しておらず、一から図面を書き起こしました。
また、劣化による破損や歪みもこの段階でしっかりと確認しておきます。

調査の結果……
基礎が弱い、筋交いが少ない、部分的に地盤沈下が起きている、湿気がこもっている、シロアリがいる、、
などなど様々な問題点が分かってきました。
問題点はその都度、施主さまに報告&情報共有します。
施主さまも何かと不安かと思いますが、ご理解ご協力をいただき、大変感謝しております。
ここからはハニカムラボの技術の見せ所です。
次回は1つ1つの問題点をどのように解決していくか、についてお話ししていきます。
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