ハニカムラボの防水改修
- honeycomb-labo
- Jun 22, 2018
- 2 min read
Updated: Jan 14, 2021
2018.6.22

築41年 鉄筋コンクリート造3階建てのマンション
最後の外部塗装から10年以上経過しています。
建物としては基礎構造のしっかりとした強い建築です。
今回はこちらの屋上防水改修をご紹介。

もともとの防水はアスファルト防水。
アスファルト防水は土間モルタルの下に隠れていますが、
今となっては防水機能を保持していません。
今回は「ウレタン通気緩衝工法」という工法で治していきます。
この工法は下地内に含まれた水分を逃がしふくれを抑制、
また下地との絶縁により伸縮等による破断を防止する優れた工法です。

長年の浸水により保護モルタルの浮きが目立ちます。
いつもどおりしっかり調査し、適宜補修を。
ここはエポキシ注入で。

下地の浮きが無くなったところで、
シートを貼るため下地を整えていきます。
今回はカチオン系下地調整材を。

次に貼る緩衝シートを密着させるべく、
プライマーを塗布。
しっかりと。

緩衝シートを貼っていきます。
シワや空気が入らないように。
丁寧に。

結合部はジョイントテープで。

ウレタン塗膜材と塗布します。
たっぷりと塗布して。
しっかりと乾燥させて。
この工程は2回塗りです。

ウレタン塗膜防水材は紫外線に弱いので、
トップコートを施します。
このトップコートを定期的に塗り替えていけば、
防水層は長持ちします。
床からニョキッと飛び出しているのが脱気筒、
防水層内に侵入してしまった湿気はここから排出します。

その他いろいろなところに注意をおき、
うつくしい防水が完成です。
雨水の浸入、紫外線・・・等々、
いろんな外的要因から建物を守ってくれます。
댓글