ハニカムラボの天井あらわし
- honeycomb-labo
- Jul 12, 2018
- 2 min read
Updated: Jan 14, 2021
2018.7.12
「天井あらわし」とは、今ある天井を捲って天井裏をあらわす手法。
それにより「かっこよさ」、何より「圧倒的な開放感」を得る実に素晴らしい手法です。
おおよそのお家は天井裏を隠して、低い天井で暮らしています。
その裏に隠された圧倒的な開放を見ずして・・・
とはいえ、もともとある天井には、「断熱」「遮音」等の機能も備えています。
対策を考えずめくってしまうと、とんでもなく暑い蒸し風呂状態になってしまうことも・・・!
きちんとした工法を持って、快適な天井あらわしライフを叶えましょう!
今回は「天井の裏側」はどうなっているのか、めくる前からめくった後までをご紹介します。
しあわせは天井裏にあるのです。

1.
施工前の2階
天井が低いので天井をめくりたい。
とにかく
旧い木造住宅の屋根裏を見たい!
という衝動を止められないのです。

2.
天井をめくって状態を調査
予想通りの魅力的な天井がチラッと見えます。

3.
天井あらわしにより、魅力的な屋根裏が登場
そのままでも素敵!・・・なんだけど、
そのままだと夏は大変です。
断熱されていない天井は40℃を超えることも。

4.
天井裏に断熱材を詰めます。
放熱の向き、充填に気遣いながら。
断熱材は高い施工精度をもって初めて性能を有します。
ハニカムラボでは、
こういった見えないところこそ徹底的にこだわります。

5.
壁もしっかりと断熱
耐震性能にも不足が見られたので、
耐力壁をバランス配置しています。
こういった旧い建物は耐力壁のバランス配置に気を配って。
不足していても駄目。
強すぎても駄目。
バランスが大事なのです。

6.
天井を見上げる大工さん
断熱材の隙間をチェックしているのか、
次の段取りを考えているのか、
何も考えていない可能性もあるんだけど(笑)
仕事の出来る人は、
なんだか絵になる。

7.
天井材は杉板に特殊な塗装を施し味わいを持たせました。
床は足場板に実加工を施しフローリングに。
木の香り、ぬくもりが、あたたかい。

8.
シンプルなデザインの中に、あらゆる技術、
性能が詰め込まれています。
長い付き合いをするんだから、
見た目も大事だけど、
中身はもっと大事です。

9.
こうしてリノベーションはつくられていきます。
木のぬくもり、
差し込む光、
「あたたかい場」がここにあります。
Comments