ハニカムラボの外壁改修工事
- honeycomb-labo
- Jun 13, 2018
- 4 min read
Updated: Jun 15, 2021
2018.6.13
ハニカムラボでは外装改修も積極的に行っております。
住宅の外壁工事や屋根工事はもちろん、
マンションや施設等の大規模修繕まで。
ハニカムラボは「塗装専門業者」でも「屋根専門業者」でもありません。
どちらも当たり前に実施する「総合建築リノベーション業者」です。
「総合」だからこそ、本当の改修工事ができるのだと自負しております。
たとえば雨漏り、クラック等、さまざまな事象として発生する建物の問題は、
もちろん塗装の劣化が問題である場合もありますが、
防水・屋根・板金工事・・・その他いろんな要素と絡み合い、問題となっていることがほとんどです。
ハニカムラボではそういった問題点を、
総合建築リノベーション業者ならではの「あらゆる視点」から調査を行い、
適切な処置、合理的な工法を用いて、問題を解決します。
もちろん予算を踏まえながら。
建物の外皮は使用者様の「安全なくらし」、同時に持ち主様の「資産価値」を守っています。
私たちは改修工事のプロとして、みなさまの安心・安全につながる改修工事を心がけております。
ハニカムラボの工法の一例として、
今回は「雨漏りの大変」な、3階建てマンションの改修フローをご紹介します。

築41年 鉄筋コンクリート造3階建てのマンション
最後の外部塗装から10年以上経過しています。
建物としては基礎構造のしっかりとした強い建築です。
構造体はしっかりしていますが、
外皮には問題を抱えています。
クラックや雨の入った膨れがチラホラ・・・
長期的な雨漏りをしていたことが伺えます。
過去に対策をしたと伺いましたが、
きちんと治っていないのでは・・・

雨の日をねらって再調査
屋上パラペットの内側から雨が通り抜ける現象を確認。
どうやら屋上の防水が完全にきれており、
対策はしたものの改善には至って無かった様子。
この様子だと建物全体の詳細調査は必須です。
概算のお見積もりを提案し、ご了承いただいたので、
改修工事をすすめていきます。
このページでは外壁の改修方法を紹介します。
問題の屋上防水はこちらで→ハニカムラボの防水改修

早速足場を設置
足場設置の際は近隣あいさつと安全に気を配って。
外皮全てを確認します。
今回は打診法という調査方法を実施。
打診法とは打診棒というツールを使って、
壁を叩き、音や振動によって不具合を測定する手法です。
すべての外皮にくまなく行うので気の遠くなるような作業ですが、
ここを見落とすときちんとした対策が実現しないので、妥協はできません。
しっかりと丁寧に。

不良箇所はマーキングしていきます。
マーキングの色によって不良の程度、工法が変わることを表現しています。

黄色の丸は「塗膜の浮き」を表しています。
これは比較的簡単な補修。
浮いてる箇所を捲り、プライマーを塗布します。
プライマーは下地と補修材を密着させる大切な役割を持っています。

その後しっかりと乾燥させて、補修材にて補修。
仕上げの塗装を待ちます。

青の点は「外壁の浮き」を表しています。
この壁、一見問題の無い壁ですが、実は全体的な浮きがあります。
放っておくと浮き面積が拡大し、大面積の剥落につながります。
これは「ピンニング工法」という手法で修繕します。
壁に孔を開け、孔からエポキシ樹脂を注入。

アンカーピンを挿入

補修をし、塗装を待ちます。

赤のマークは「爆裂・露筋補修」を表しています。
中にある鉄筋が浸水により腐食し内部でサビが発生、
サビにより鉄筋が膨張し、付近のコンクリートを破裂させている。
この状況を「爆裂」と言います。

まずは破裂したコンクリートを丁寧に叩き落としていきます。
現れた鉄筋をケレン、防錆処理を施します。

補修完了。
塗装を待ちます。

ここも「爆裂」
叩いて弱くなっているところは落とします。

叩くとガッサリ取れてしまいました。
補修が密着するようにしっかりとプライマーを塗布します。

モルタルできちんと造形して完了。
塗装を待ちます。

キレイに塗装をして完成です!
まだまだ紹介しきれていない、手すりや階段の改修もしてキレイに安全になりました!
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